八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

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カテゴリー「不連続線」の検索結果は以下のとおりです。

やっと来た。来てくれた。朝日が昇り始めた…

やっと来た。来てくれた。朝日が昇り始めたころ、あたり一面に響き渡るこっかあらの美声。数十秒か、わずかの間だったが、その歌を聴かせるべく思わず妻を揺り起こした。なにしろ2年ぶりである。うりずんの季節到来を告げる美声を心うれしく聴く。お隣ご近所の皆さんもきっと喜んでいるに違いない▼思えば昨年は、近くに壁のようにそそり立つ陸上自衛隊宿舎が完成、入居時期に重なり、それが影響したか、こっかあらはついぞ近く...
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台湾の228事件で家族が犠牲になったと…

 台湾の228事件で家族が犠牲になったと認定するよう訴えていた与那国島出身の遺族らが、断念を決めた(本紙14日付9面)。精神的な負担などを考慮してのことである▼認定を阻む最大の壁となったのは死亡診断書だ。死因が「マラリア」とされ、死亡時期も同事件とは大きなズレがある▼ある町民は最近、筆者に対して「当時、台湾で亡くなるというのは不名誉なことだったのかもしれない」と語った。このため、台湾とは無関係な...
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前回、本名と別に授かったヤーナー(童名)を…

 前回、本名と別に授かったヤーナー(童名)を取り上げたが、授かったものの使われることなく忘れてしまったという方も▼長男のキヤー、次男のマーサが地域では多かった。マーサは多く、誰かを特定するのにタカ(背丈が大きい)マーサ、クンジョー(怒りっぽい)マーサ、アバティ(慌て者)マーサ、ピダル(左利き)マーサなどその人の特徴を示したもの▼多くは屋号付き、ナカミチャーヌ(仲道の)マーサ、ナリシカーヌ(成底の...
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権力者が自ら出す情報には、やはり注意が…

 権力者が自ら出す情報には、やはり注意が必要だと思う事例があった▼うるま市の自衛隊訓練場の整備計画撤回を巡り、防衛省の報道向け文書が18日の衆院安全保障委員会で論点になった(本紙19日付2面)▼撤回の理由について「大臣がさまざまな地元の意見を聴取し、特にうるま市長と自民党沖縄県連幹事長から重ねての要請を受けた結果」と記していたからだ。同市長と自民県連を強調する内容。自民は2021年うるま市長選で...
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きょうは穀雨。植物の成長を促す雨が降るころ…

 きょうは穀雨。植物の成長を促す雨が降るころだ。わが家の庭に生える草たちも恵みの雨を受け、ここぞとばかりに青々と繁茂する▼水は地球を大循環している。太古の昔、生命が初めて誕生したのは海の中。そして海は、現在も最も多くの水を蓄える。生命の源から蒸発した水は雲をつくり、雨となって地上に降り注ぐと地下に浸透。その後、湧水や河川となって再び海に戻っていく▼厚労省によると日本人が1日に使う水の量は、1人当...
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八重山への観光入域数が、新型コロナウイルス…

 八重山への観光入域数が、新型コロナウイルス禍前に戻っている▼1月に9万2370人と、過去最高だった2019年の95%まで回復したのに続き、2月には11万1901人と、2月としては過去最高を記録した▼推計をまとめた県八重山事務所は、2月は2度の3連休やチャーター便の運航、内外クルーズ船の複数の寄港があったことなどで、入域客が増加したと分析している▼2カ月の数字を見ると、全体の約75%を占める航空...
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センカクツツジが開花した。昨年3月に苗を…

 センカクツツジが開花した。昨年3月に苗をもらい、自宅のベランダで育ててきた。三つのつぼみから薄紫色の花が咲いた▼苗は取材先で頂いたもの。植物を育てたことはなかったが、絶滅危惧種を枯らせるわけにもいくまい。2~3日に1回のペースで水をやり、教わったとおりに手入れした▼成長すると、どうしても枝が横に伸びるため、鉢の外に出ないよう曲げる。食パンの袋についている針金のようなビニールタイがあると便利。何...
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「住民一丸」が国をも動かす強さを見せた。…

 「住民一丸」が国をも動かす強さを見せた。民主主義国家なら本来、当たり前のことながら、安保政策のごり押しが続く沖縄では画期的な事例をうるま市の住民運動に見た。防衛省が住宅地隣接のゴルフ場跡地に計画した陸上自衛隊訓練場の新設断念である▼つい、比べてみる。うるま市と石垣、何が違うんだろう。戦後70年余り基地が存在しなかった石垣▼対して宮森小学校ジェット機墜落事故の惨事、金武、宜野座など近隣自治体、住...
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島には、後期高齢者になってからも、…

 島には、後期高齢者になってからも、死去した後からも幼名のまま語り継がれ慕われている人がたくさんいる▼克坊、常坊、優坊、良坊などの坊付き。洋ちゃん、信ちゃん、一ちゃんなどのちゃん付き。名前の一文字に付けられること多く私も地域では戸籍名の仲間清隆より屋号付きの「精米所の隆防」で通る▼青壮年時代は隆坊ニーニー、隆坊オジー、老年を迎えてからは隆坊ジージー。さすがにジージーはどうかと思うが、いや待てよ、...
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石垣島出身の3人組エンタメバンド、きいやま…

 石垣島出身の3人組エンタメバンド、きいやま商店の﨑枝将人さんは島で暮らす。たまに見かけるが、周囲に溶け込んでいて違和感がない。先日、初めて面と向かって取材した際も、普段着でふらりと新聞社を訪れたかのような雰囲気。実際、自宅は近所だった▼仕事で本島や本土に行くことが多いが、その都度、早く島に帰りたくなるのだそう。人や車の多いところは苦手。やっぱり島の生活がいい。まったく同感である▼47歳と聞いて...
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