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H2Aロケット破片が漂着 黒島仲本海岸

昨年末打ち上げ機の先端部分
 黒島の仲本海岸近くにH2Aロケットの破片が漂着し、住民を驚かせている。  破片を発見したのは黒島住民の宮良哲行さん(61)。5月28日に日課の投網を行うために海へ出て、発見した。畳2枚ほどの鉄の板に配線などが付いていたため、航空機の破片かもしれないと消防団を通じて竹富町に連絡した。  その後、この破片の正体が気になった宮良さんは日本ウミガメ協議会附属黒島研究所(亀崎直樹所長)に連絡し、駆けつけた研究員が写真を撮って石垣海上保安本部に照会した。  石垣海上保安本部が関係機関に照会したところ、昨年の12月18日に種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Aロケット11号の先端部分で、衛星を格納する「衛星フェアリング」の一部であることが判明した。  海流から考えても黒島に漂着することは大変珍しいと考えられている。  黒島研究所には「帆掛け舟のような白いものが風を受けて沖を進んでいた」という海藻を採っていた地元住民からの通報があったことと、破片に付着している貝が片方に偏っていることから「関連は否定できないかもしれない」としている。黒島研究所の職員は「日ごろから研究所にいろんな発見が寄せられるが、宇宙からの漂着物は初めてです」と驚いている。  現在、この破片は住民らによって黒島研究所に収容されており、宇宙航空研究開発機構から専門家が来島して、配線などの重要な部分を回収した後に黒島研究所で一般公開する方向で調整を行っている。研究所には話しを聞いた島民が訪れ、ロケットの破片を通して日本の先端技術を間近で眺め、感心している。(黒島通信員)

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