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去る2日、八重山在宮古郷友会(友利健一会長)が…

 去る2日、八重山在宮古郷友会(友利健一会長)がグラウンド・ゴルフ大会を開き、多くの会員らが、ゲームを通して親睦を深めた(3日付)。参加者は宮古出身者ら。同郷が集い、楽しむ定番の催しだ▼石垣市では、宮古のほかに竹富町の各島や地域、与那国町ごとに郷友会を組織し、故郷を離れた郷友の心のよりどころとして、運動会や敬老会、新年会などさまざまな活動を展開している。参加者が同郷ということで盛り上がりも大きい▼だが、最近、どの郷友会でも、若い世代を中心に会員の参加が減り、会の運営、活性化の面で課題を抱えているという▼実際に島で育った中・高齢者などと比べ、石垣島で生まれ育った若者は郷友会に対する関心が薄いのかもしれない▼地域のコミュニティーを担う字会や公民館組織でも、行事への参加者の減少という同じ課題を抱える。生まれ育った地域から若者が離れ、集落内が高齢化しているのも要因の一つと考えられる▼郷友会員や集落に住む人たちの会活動への関心が薄れることで、組織運営にも大きな影響を及ぼしている。今年、在黒島郷友会で会長選出ができなかったほか、石垣字会も役員の負担軽減のため任期の1年への短縮を検討するという。会の継続に運営体制の見直しが必要になっているのかもしれない。(下野宏一)

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