石垣島特産品 新たに23品目認定
石垣市商工会(大濵達也会長)は3日、石垣市役所で23品目(11社)の食品に対し商工会長と石垣市長の連名で認定書を授与した。「石垣島特産品」の称号で広くPRすることで市内製造業の生産技術と生産意欲の向上につなげていく。認定を受けた商品は5年間、認定マークを表示できるほか、石垣市のいち推し商品として専門機関を通した製品の品質向上や販路開拓などの支援が受けられる。
商工会によると、認定制度を取り扱っていた市特産品振興会が21年3月に解散したことから、石垣島の特産品認証基準を明確にしようと2023年度から新たに「石垣島特産品認定制度」をスタート。初年度は17品目が認定されている。
同特産品の定義は、市内に所在する事業者が生産・製造・加工した製品。「認定特産品」と「特産品」があり、主な使用原料が島内産で販売実績が申請時に3年経過し、製品に対するコンプライアンスに準拠していると「認定特産品」の称号が与えられる。
今回は13社27品目の応募のうち、書類審査や1次、2次審査をクリアしたハンバーグや酒、はちみつ、調味料など23品目を「石垣島特産品」として認定した。
認定証授与式で大濵会長は、認定制度の歴史や意義を説明しながら「厳正な審査を終えて選ばれた逸品ばかりだ。生産者のみなさまのたゆまぬ努力と情熱に心から敬意を表する」と認定された事業所をたたえた。
中山義隆市長は「認定された商品が地域内外で長期にわたる生産や雇用、投資の好循環を生み出し、地域経済の発展に大きく寄与することを期待する」と述べた。
3商品で認定を受けた石垣鮨北倉の北倉久義店主は「石垣島で養殖されるヤイトハタが認定されることで、島の魚のPRにつなげて地域を盛り上げていきたい。今後は、規格外のパインを活用した調味料の製品化など1次産業を盛り上げる取り組みにつなげていきたい」と抱負を述べた。
認定製品は次の通り。
▽認定特産品=石垣島カレーの素、プレミアムヒバーチ(石垣島海のもの山のもの生産組合)、島こしょうサブレ(パスタ家ミーレ)、石垣島のゆがふさぶれ、石垣島のゆがふシフォン(パン・ドゥ・コッキ)、ミーバイの漬けにぎり(石垣鮨北倉)、古酒かんむり鷲、ブラックビネガー(八重泉酒造)、ソーセージ、石垣牛ハンバーグ、南ぬ豚ハンバーグ(やえやまファーム)、贅熟石垣島産パインアップルジュース、石垣島スパイスペースト(ケレス沖縄)、おばあちゃんのてぃだくーすねり(芳沢農園おばあちゃんのてぃだファーム)、蜂蜜「冬蜜」(石垣島はちみつ)
▽特産品=石垣島タコライスソース(石垣島海のもの山のもの生産組合)、八重泉バレルショコラブルトンヌ(MantaFrog GateWay)、島ぽん酢、島醤油(石垣鮨北倉)、黒麹酢(八重泉酒造)、石垣島産ジンジャーエールORO(ケレス沖縄)、おばあちゃんのてぃだくーすコーレーグース(芳沢農園おばあちゃんのてぃだファーム)、石垣島のしまのす(請福酒造)
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