石垣市・島根県益田市 観光協会が協定締結
(一社)石垣市観光交流協会(会長・中山義隆石垣市長、会員307事業所)と(一社)益田市観光協会(会長・山本浩章益田市長、会員162事業所)=島根県=は1月31日、石垣市役所で両協会の「観光振興ならびに交流の連携に関する覚書」を締結した。締結を出発点に、両市の自然や観光資源を活用して観光振興に係る取り組みを進める。
島根県の西端に位置する益田市は、南に1千㍍超の雄大な山々を有する中国山地があり、匹見川や高津川が流れるまちとして有名。物産のほかに、町並みや寺院など貴重な文化財も数多く、歴史ある日本遺産認定のまちとして広く知られている。
今回の締結に至った経緯は、元ANA石垣支店長の菅隆広さん(現・益田市観光協会常務理事)と石垣市観光交流協会事務局長だった髙倉大さん(現・同協会事務局長)の発案によるもの。
中山会長は協定を通じて相互連携を深め、国内外の観光客の誘致促進、文化交流の活性化、地域経済の発展に貢献できることを「確信している」とあいさつした。また、物産交流やイベントの共同開催など「さまざまな分野での協力が期待される」と述べた。直近では、益田市観光協会が、ことし11月の石垣島まつりへの出展と市民大パレード参加を計画している。
山本会長は、益田市にある萩・石見空港と新石垣空港で同じ「石」がつくことから「石垣市さんと同じようなマラソンやサイクルイベントもあるので、『石石連携』でさらに発展へつなげていきたい」と抱負を語った。石垣市へ、夏に開催予定の「益田まつり」、萩・石見空港の滑走路を使ったマラソン大会への参加も提案した。
萩・石見も新石垣と同じく羽田直行便が飛んでいる。中山会長は「チャーター便でもいいので、萩石見から石垣に直行便を飛ばせればいいと思う」と期待を寄せた。
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