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340人の長寿を祝福 旧正月で生年祝、石垣市が式典

石垣市の中山義隆市長から頌状や記念品を贈呈されるカジマヤー(マンダラー)の皆さん=29日午後、石垣市民会館大ホール

石垣市の中山義隆市長から頌状や記念品を贈呈されるカジマヤー(マンダラー)の皆さん=29日午後、石垣市民会館大ホール

 旧正月の29日、毎年恒例の石垣市生年祝式典~まりどぅしぬよい~(石垣市主催)が石垣市民会館大ホールで開催された。石垣市でことし97歳カジマヤー(マンダラー)は63人、85歳(ショーニヨイ)は277人。式典には87人が出席し、市から頌状や記念品が授与された。昭和、平成、令和と激動する時代の中、家族や地域社会発展のために尽力したことを含めて、集まった人たちから大きな拍手で祝福された。

 祝辞で中山義隆市長は、2017年12月に石垣市の高齢者人口は1万人を超え、昨年12月末には1万2021人(前年同期比219人増)、高齢化率が24・13%と超高齢化社会を迎えていることを報告。出席者へこれまで力強く生き抜いてきたことに敬意を表し、「今後も皆さまが住み慣れた地域で、自分らしい生活を続けていただけるように、高齢者施策に取り組んでまいりたい」と述べた。

 97歳を代表して、眞地正治さんが中山市長にあやかりの盃を授けた。

 祝宴で、華千の会大盛和子舞踊研究所が「鶴亀・めでたい節」、正調正風会赤山正子八重山民俗舞踊練場が「ミルクムナリ」の舞踊を披露した。

 カジマヤーの迎伊秀さん=白保=は「健康の秘訣は毎日3食きちんと食べること。祝ってもらえて最高の日」と喜んだ。仲間貞子さん=宮良=は、婿が三線、孫が八重山民俗舞踊をしている。「三線や舞踊発表会を見に行くことを生きがいに、ここまで長生きてきた」と話した。

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