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石垣市が17日付ホームページで公表した…

 石垣市が17日付ホームページで公表した市職員を対象としたハラスメントに関するアンケートの結果で、何らかのハラスメントを「受けた事がある」との回答が31%あり、約3人に1人がハラスメント被害に遭っていることが示された。(本紙19日付)▼その被害の詳細が本紙29日付で紹介された。それを見ると、上司から「死ね」などの暴言や超過勤務の強要などのパワハラや下ネタ発言や体を触るなどのセクハラ行為。さらには、議員からの執拗(しつよう)な要求や市民らからの誹謗(ひぼう)中傷や人権否定の暴言などのカスハラもあったという▼ハラスメント行為は、加えた側では無く、被害を受けた側がどう受け取ったか。言葉の内容や態度、その時の周囲の状況など、加害者にその気が無くても受けた側がハラスメントと受け取るケースは多い▼実際にアンケートでは「加害者はハラスメントとの意識が全くない」との指摘もあったという。年代、個々によりハラスメントに対する認識のずれは明らかだ▼今は個々の人権が尊重される時代。さまざまなハラスメント被害が全国ニュースでも取り上げられ、人々の人権侵害に対する関心度は高い▼石垣市でも今後、被害を受けた職員をどうケアし再発防止を図るのか。今後の適切な対応が求められる。(下野宏一)

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