吉原小、節目の年祝う
- 2025年01月28日
- 地域・教育
吉原小学校(高木健一郎校長、児童7人)の創立70周年を記念した式典と祝賀会が26日、同校体育館で開催され、児童や保護者、地域住人などが節目の年を祝った。歴代の校長やPTA会長のほか功労者には感謝状が贈られた。同校は1954年1月に計画移民として宮古島から入植した開拓団により児童27人で創立。同年4月に川平小学校吉原分校として認可。57年に吉原小として独立認可をうけ、これまでに275人が卒業している。
式典では、創立70周年記念事業期成会の仲松浩次会長が「吉原小を巣立った卒業生は、県内外の各界で貢献しており、学校の大きな誇りだ。70年の歴史と伝統が築かれてきたのは、池間昌二先生をはじめ歴代の校長や学校職員、PTA、地域のみなさん、行政のおかげであり、心から感謝する」とあいさつ。
高木校長は「70周年記念事業を機会に、子どもたちが吉原小の児童としてなお一層、自信と誇りを持つことを願っている。私たち職員一同も家庭、地域とともに一つとなって子どもたちの教育に尽力していく」と述べた。
児童代表あいさつでは、4年生の岡田賢世さんが「吉原っ子は、みんなあいさつが上手で先生や友だちに気持ちの良いあいさつができます。これからもすてきな学校にしていきたい」と誓った。
中山義隆市長、﨑山晃教育長、八重山教育事務所の前三盛敦所長(代読)が祝辞を送り、このうち中山市長は「創立当時の地域住民の教育に対する熱い思いは今も脈々と受け継がれ、これまで数多くの優れた人材を世に送り出した。関係者の多大な苦労と尽力に心より敬意を表するとともに感謝する」と節目の年を祝福した。
引き続き行われた祝賀会は、関係者による「鷲ぬ鳥節」で座開きすると全児童による歌三線「きらきら星」「大きな栗の木の下で」や劇「70年の想いを繋いで」のほか、卒業生や保護者による「ダイナミック琉球」、学校職員による「あり乾杯っ!」などの余興が次々と披露された。
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