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高校生32人が修了 介護職員初任者研修

県離島高校生介護研修事業を修了した3高校の生徒ら=22日午後、八重山高校大講義室

県離島高校生介護研修事業を修了した3高校の生徒ら=22日午後、八重山高校大講義室

夏休み利用し座学や実習

 2024年度沖縄県離島高校生等に対する介護研修事業(沖縄県主催)の八重山地区修了式が22日午後、八重山高校であり、研修を修了した3高校の生徒32人が厚生労働省認定の「介護職員初任者研修」の資格を受けた。

 超高齢化社会が進む県内では将来的に介護職の人材不足が懸念されており、同事業では離島地域の介護人材の確保、育成を目的に実施している。石垣島、宮古島、久米島で開かれ、今回で5年目となる。

 八重山地区では夏休み期間の夜間を利用し、昨年7月20日~8月24日まで研修を実施。八重高21人、八重農10人、八商工1人の計32人が受講した。研修では座学のほかベッドや車いすへの移乗、食事、入浴介助など生活援助技術を習得するさまざまな体験実習を行った。

 修了式では受講生の代表らが研修の体験談を発表。実際に感じた大変さややりがい、今後頑張りたいことなどを述べた。

 幼い頃から介護職に夢があり受講した糸数長瞳さん(八商工3年)は「研修を通して、力を使わずに高齢者の方をベッドから起こす方法やコミュニケーション能力の大事さを学べた。受講して良かった」と振り返った。4月からは那覇市のデイサービスで就職が決まっているといい、「研修で学んだことを生かして頑張りたい」と抱負を述べた。

 県保健医療介護部高齢者介護課の七條優子課長は動画メッセージで「介護人材の確保は重要かつ喫緊の課題。初任者研修を終えた皆さんは今後、高齢者福祉を支えるリーダーとして活躍することを期待している」とあいさつを寄せた。

 修了生は次の通り。

 鈴木花実、長山琴遥、比嘉わかな、内原麻那、﨑山紗彩、後原史武、仲村祐喜、豊見本長和、内原妃茉梨、田島榛乃、池城樹愛、石垣さくら、宮城心花、新城歩華、赤池たまみ、大工真愛奈、仲松優香、池間真琉子、砂川理帆、坪井結華、平良悠夏、﨑原みう、宮城琉詩、洲鎌真優菜、平田せあ、崎原萌衣、仲宗根日向、産賀麻亜紗、仲田あみり、大浜美寿、前花美鈴、糸数長瞳

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