去年の暮れ、那覇で石垣島の知り合いと…
- 2025年01月20日
- 不連続線
去年の暮れ、那覇で石垣島の知り合いとばったり出会った。「ことしから年賀状は書かないことにしたサ。ラインで送るからヨ」と言われた。筆者はすでに年賀状を書き終えたあと。「年賀状が届いても返事は書かなくていいからよ」。そう伝えて別れた▼居所も仕事場も定まっていないので、年賀状には助けられている。相手を知ってさえいれば、付き合いの深さにかかわりなく短い知らせを伝えることができる▼先方からのリアクションの方法はさまざまだ。元旦に年賀状の往復が完結する場合のほかに、電子メールやSNSでメッセージをよこす人がいる。筆者のSNS投稿に「いいね」を付けるというのもひとつのメッセージだ▼無音であっても、それが一種のコミュニケーションに感じられるのは年賀状の妙だ。人それぞれ好みのツールを選べばいいので、こちらにも気負いはない▼年賀状の返信に「寒中見舞い」が混じり始めた。20日は、年賀はがきと寄付金付年賀郵便切手のお年玉賞品抽選日▼いやいや、年の瀬はこれからだよという人もいるだろう。30年ほど前、沖縄から赴任してきた県紙の先輩記者に、年賀状は旧正月に「いい正月でーびる」と書くと言われた。台湾は春節休暇の行楽シーズンが動きだしている。客足はもちろん八重山にも。(松田良孝)
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