新川児童館オープン 石垣市初の専用施設
- 2025年01月07日
- 地域・教育
石垣市が県営新川団地の余剰地で整備を進めていた児童館専用施設の「新川児童館」が昨年12月に完成し、6日から利用を開始した。市内には既存施設を活用して児童館機能を一部担う施設が子どもセンター(市健康福祉センター内)など2カ所あるが、専用施設は初めて。開館は月~土曜日午前10時から午後6時まで。0~18歳未満の児童生徒とその保護者が無料で利用できる。
県営新川団地1号棟西側の敷地1913平方㍍に728平方㍍の管理棟と255平方㍍の体育館(遊戯場)、芝生広場が整備された。管理棟は多目的室(3室)、創作活動室、図書室、乳幼児室、相談室、静養室、キッチン、トイレ、シャワー室などを完備。体育館ではバスケットボールやバドミントン、多目的1室ではボルダリングができる。駐車場(10台以上)もある。
市から指定管理を受けた一般社団法人サポートセンターHOPE(山里世紀子代表理事)のスタッフ5人が施設の管理運営に当たる。利用開始を前に午後2時からオープニングセレモニーが行われ、中山義隆市長は「子どもたちが遊びを通して自分自身を表現し、創造力を育む環境が整っている。保護者同士の交流や情報交換の場としても活用してもらい、地域全体で子どもたちを見守り、育てていく場となれば」と期待した。山里代表は「児童福祉法に則った初めての独立型児童館。学校や地域と手を取り合って全力を子どもたちを応援したい」と決意を語った。
施工業者の新川地区児童館建築工事協議会(友利哲良会長)から記念品として▽自立式バスケットリング▽乳児用おもちゃ5点セット▽プロジェクター▽グリルプレイハウス▽卓球台―が施設側に贈呈された。
関係者と児童代表らによるテープカットが行われた後、午後3時から供用開始。テープカットに参加し、施設内を見て回った石川大雅さん(真喜良小5年)と湧川虹菜さん(同)は「うれしい。ドッジボールがしたい」「いっぱい利用したい」と話した。
児童館は、市が地域居住機能再生推進事業補助金(補助率4分3)を活用し計6億7961万円をかけて建設された。敷地は県有地で市が無償で借地している。屋上にソーラーパネルを設置しており、太陽光発電で施設内すべての電力を供給することができる。
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