二十歳 夢に向かって
- 2025年01月05日
- 地域・教育
感謝と決意新たに
石垣市主催の2025年二十歳を祝う式典(~今日ぬ日ぬさにしゃ 大人ぬ祝~)が4日、市民会館大ホールで行われた。2004年4月2日から05年4月1日までに生まれ、24年度に20歳の節目を迎える若者480人が出席して、家族や恩師、地域の人たちに感謝しながら将来への決意を新たにした。参加者は色鮮やかな振り袖や真新しいスーツに身を包み、旧友との久しぶりの再会に晴れやかな笑顔を見せていた。
式典では全員でいしがき少年少女合唱団とともに市歌を斉唱したほか、二十歳代表の5人とともに市民憲章を唱和。生まれ育った石垣島の誇りをあらためて感じるとともに住みよいまちづくりを誓った。
中山義隆市長は式辞で「みなさんの多くは生活の拠点を島外に有していると思うが、ふるさと石垣市に誇りを持ち、それぞれの地で若い力を発揮し、幅広く活躍することを願う。それぞれの場所で精いっぱい努力し、悔いのない充実した人生となることを祈念する」と激励。我喜屋隆次市議会議長は祝辞を述べた。
新20歳を代表してのあいさつで平野素土さんは「私たちは家族や先生方、地域の方々など多くの方に支えられ大きく成長することができた」と感謝。「今日の日本社会は、予測のできない困難や厳しい変化によって若く未熟者の私たちを日々惑わしている。しかし、社会人として大きな門を開けた私たちは、一人一人が責任を持ち常に前を向きながら歩み続けることを誓う」と決意を述べた。
引き続き行われた祝賀の部では上原将維さんと大里将輝さんが司会を務め、会場を盛り上げた。
幕開けの「鷲ぬ鳥節」では、緞帳が上がるとあでやかな着物姿の3高校郷土芸能部出身者に会場から拍手が送られた。
舞台では、八重山高校出身のコンビ「ババスペ」による漫才が行われ、闇バイトや飲酒運転に対する注意喚起が行われたほか、ライブでオリジナルソングを披露した横目大翔さんは島の先輩として「やりたいことや好きなことを大切にし、これから多くの経験をし、輝いてほしい」とエールを送った。
式典に参加した新城涼太さんは「大人になり先生たちにはあらためて感謝している。自分の成長を見せることができてうれしい」、大立七夏さんは「島に帰り、家族や親せきに会いほっとした。将来は美容師を目指している」、大濵大介さんは「小さいころからの夢だった警察官になった。20年間、育ててくれた親に感謝し、立派な大人になりたい」、大前夢生さんは「1人暮らしを始めて親のありがたさを実感している。将来はグラフィックデザイナーの仕事を通して地域に貢献したい」と話した。
3市町によると、今年度、20歳を迎えるのは石垣市が約530人、竹富町47人、与那国町16人となっており、石垣市と与那国町は4日、竹富町では2日から5日にかけて各地域で祝賀会が行われる。
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