2団体に200万円寄付
- 2024年12月28日
- 社会・経済
竹富島在の上勢頭保氏(75)・美保さん(67)夫妻が27日、竹富エビ養殖㈱と南西観光㈱に続き19日に㈲沖縄国際海運那覇支店の事業承継を終えたのを機に「皆さんにお礼がしたい」として、竹富町社会福祉協議会(花城正美会長)とロータリー財団にそれぞれ100万円を贈呈した。
上勢頭さんは1972年の復帰年に竹富島にUターン。73年に南西観光を立ち上げて観光事業を開始し、ダイビング観光を持ち込んだ。さらに84年には島にエビ養殖場を整備して雇用創出を図り、夢見ていた琉球王朝時代の大交易時代を再現しようと94年に沖縄国際海運を設立してアジアとの貿易を行ってきた。
石垣ロータリークラブに30年前に入会、2000~2001年度の会長時代にはカンボジアでの地雷除去、竹富診療所の再開などに尽力した。
贈呈式が町役場町長室で行われ、上勢頭氏は会社事業とロータリー活動を振り返りながら「72歳の頃から75歳で事業承継をしようと準備を進め、社長を引退したので社会福祉協議会とローターリー財団に寄付しようと2人で話し合って決めた。これまで島の神々に守れた今日に至った。引退を機に皆さんにお礼がしたい」と述べた。
花城会長は「地域への貢献に熱い気持ちが感じられる」と感謝した。ロータリー財団へは石垣ロータリークラブ(宮城早人会長)を通して行うため、宮城会長は寄付金を受け取り、「大先輩の活躍も寄付額もスケールが大きい。日本財団に大先輩の気持ちを届けたい」と敬意を表した。
前泊正人竹富町長は「保様の活躍は竹富町の振興発展につながった。保様の歩んできた道を、さらに明るく広くするために取り組んでいきたい」とねぎらいの言葉を述べた。
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