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櫻田さん(黒島小4年)農水大臣賞

第11回「心に残る給食の思い出」作文コンクールで農林水産大臣賞を受けた櫻田有風さん=14日、大手町サンケイプラザ(提供)

第11回「心に残る給食の思い出」作文コンクールで農林水産大臣賞を受けた櫻田有風さん=14日、大手町サンケイプラザ(提供)

心に残る給食作文コン
作りたてのおいしさに感動

 第11回「心に残る給食の思い出」作文コンクール(公益財団法人日本給食サービス協会主催)の表彰式典が14日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザで行われ、竹富町立黒島小学校4年の櫻田有風さんが「黒島校の『最高の』給食」で農林水産大臣賞を受賞した。

 同コンは小学校4年生以上の高学年を対象に公募、1723作品が寄せられ、個人賞には櫻田さんら10人が選ばれた。

 櫻田さんはことし4月に黒島校に転入した。「初めての離島暮らしはびっくりの連続だけれど、一番大好きなびっくりは、給食です」と切り出し、▽作りたての給食のおいしさに感動したこと▽給食を食べて自分自身が大きく成長したこと▽同級生の父でもある調理員(宮良哲倫さん)にお世話になっていること▽地域住民の差し入れにパワーをもらっていること―などをつづった。

 調理員を「料理がうまいだけなく、何でも修理できるすごい人です」と自宅のトイレや電気などの修理を行ったと紹介、「僕も大人になったら、人のために働けるかっこいい人になりたいと思うようになりました」と憧れのまなざし。「島のみなさんが支えてくれる最高の給食をたくさん食べて、ぼくもどんどん成長したいです」と結んでいる。

 表彰式では入賞者に賞状とトロフィー、副賞が贈られた。祝賀会では受賞者がトロフィーを手に持って入場し、櫻田さんと文部科学大臣賞受賞者の2人が作文を朗読した。

 受賞者インタビューも行われ、櫻田さんは「夏休みはいそがしくてコンクールの応募には取り組めなかったけれど、2学期になって担任の玉野先生に『いつも給食をたくさん食べているから、作文を書いてみたら?』と勧められて書くことになった。こんなに大きな賞をとってびっくりしている」と答えた。

 

  • タグ: 心に残る給食の思い出黒島小竹富町
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