石垣市デマンド交通 きょう実証運行開始
- 2024年11月06日
- 政治・行政
石垣島北部(伊原間、明石、久宇良、平久保、平野)と市街地を結ぶ石垣市デマンド交通の実証運行が6日、始まる。ジャンボタクシー3台(各乗車定員8人)が来年2月5日までの間、毎週月・水・土曜日の午前7時から北部と市街地をそれぞれ2時間おきに出発して運行する。最終便の出発は両地それぞれ午後3時。専用アプリや電話で事前に予約して利用する。実証運行は北部地区住民を対象に無料で行い、アンケートなどをへて本格運用につなげる考え。
北部地区では既存路線バスが1日3往復と利用しづらいため、新たな交通システム導入による北部の移動環境を改善しようと、ふるさと納税を活用して実施する。事業費は2500万円。丸紅㈱が受託し、運行システムやアプリの開発を担う。
デマンド交通は人工知能(AI)技術を活用して予約の入ったバス停のみを最短で運行する。北部地区では住民の自宅か自宅付近の290カ所に、市街地では医療機関や商業施設、公共施設など60カ所に停留する。
予約はアプリや電話で出発地と目的地を入力して行う。北部から出発する場合は前日の午後5時までに予約が必要で、市街地からは第1便を除き当日の2時間前までの予約が可能となっている。
運行開始前日の5日、市役所東側玄関で同事業の関係者らが出席して出発式が行われ、中山義隆市長は「デマンド交通は、利用時間や乗降場所について自由度が高く、運転免許や自家用車を持っていない交通弱者に適した移動手法。買い物や通院に気兼ねなく利用していただきたい」と呼びかけた。
北部地区を代表して出席した明石公民館の仲里薫館長は「北部が交通の便が悪いので希望のもてる交通システム。3カ月間で課題を出してもらい、進化した交通システムを構築してもらいたい。公民館としても全力で応援したい」と歓迎した。丸紅㈱の近藤一弘建機・産機・モビリティ本部長もあいさつした。
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