新百歳 市内21人を祝福
- 2024年09月17日
- 地域・教育
子や孫、ひ孫らに囲まれて100歳を祝ってもらう古堅チヨさん(中央、朱色の着物)=16日午前、古堅さん宅
子や孫、ひ孫らに囲まれて100歳を祝ってもらう徳村ユシさん(前列中央、朱色の着物)=16日午後、徳村さん宅
敬老の日の16日、今年度100歳を迎える市民を祝うため石垣市は「新百歳慶祝訪問」を行った。市内の新100歳は21人。このうち7人の自宅を中山義隆市長らが訪れ、内閣総理大臣と沖縄県知事、石垣市長の頌状、記念品を贈呈し、長寿をあやかった。
直接訪問を受けた7人のうち、字石垣出身の古堅チヨさん=旧姓・西石垣=は1924(大正13)年10月17日生まれ。太平洋戦争中は台湾で勤務、戦後は生命保険会社などで勤めた。夫の嘉助さん(故人)との間に子ども4人、孫9人、ひ孫5人にも恵まれた。
同じ100歳の友人と一緒に頌状を貰うことを目標にしてきたという。口癖は「ありがとう」。周りの人へ感謝の気持ちを忘れず、日々を過ごしている。頌状を手に「こんなに祝っていただけると思ってもいなかったので幸せ」と感慨深げに話した。
字登野城出身の徳村ユシさん=旧姓・上原=は1924年11月16日生まれ。同じ登野城の享さん(故人)と結婚し、子6人、孫18人、ひ孫28人。享さんと二人三脚、農業一筋で子どもたちを育てた。昨年までは繊維作物の苧麻(カラムシ)を庭に植えて苧麻糸の手績み(ブー績み)も行っていた。
現在は息子夫婦と生活しており、週5~6回はデイサービスに通っている。毎週のように、市内に住む孫やひ孫が遊びに訪れるのを楽しみの一つにする。好きな食べ物は芋。身の回りのことはなるべく自分でするようにしている。孫やひ孫に囲まれて「こんなに長生きするとは思っていなかった。毎日、出来ることをやって過ごしていきたい」と感無量の様子だった。
贈呈式で、古堅さんと徳村さんからあやかりの盃を受けた中山市長は「ますますの健康を心よりお祈り申し上げて、楽しい余生を送っていただくために市も頑張っていく」と述べた。
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