石垣市、北西部活性化構想策定へ
- 2024年08月12日
- 政治・行政
跡地利活用を検討 平久保小、旧西海区水産研究所庁舎
石垣市は今年度に北部・西部地域活性化基本構想を策定する。委託事業として実施するもので、重点プロジェクトとして石垣島北部にある平久保小学校跡地と同西部にある旧西海区水産研究所石垣庁舎跡地の利活用事業を想定する。
北西部地区は人口減少が続いている。今後も過疎化・高齢化がさらに進行することが予想され、将来的に公共サービスや地域コミュニティーの維持が困難となることが危惧されている。
このため、市は検討業務の中で地域の現状(人口、産業、住民生活、買い物、交通、教育など)や観光客の同校の調査・整備を行い、課題を整理し、住民や関係団体の意向を把握しながら活性化に向け解決しなければならない課題の整理を行う。
その上で将来像を描き、その実現に向けた具体施策の検討を行う。市は具体施設の重点プロジェクトとして平久保小、西海区の両跡地の活用事業を想定して基本的な考え方や活用パターンなどを検討する。
西海区跡地は移転により2016年4月から遊休化しており、平久保小はことし4月に廃校となった。
西海区跡地については市が2018年に整備事業計画を策定し、19年6月に国から売り払い方針の決定を受けたが、市の提示額と国の予定価格を巡って折り合いがつかず購入を断念した経緯がある。
しかし、市は「北西部地域の活性化は重要な取り組み」として再度、利活用する方法を検討することになった。
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