小中学生が報告会
2024年度石垣市小学生・中学生教育交流事業報告会が17日夕、市役所コミュニティルームで行われた。6月4日から5日間にわたって台湾蘇澳鎮で親善交流を実施した市内の小中学生26人が、事前学習や蘇澳鎮の児童生徒の受け入れ、台湾訪問で学んだことを発表した。
報告会では、パワーポイント資料や映像を交えて一人ずつ発表。事前学習については玉城凛さんと渡邊杏さんが「中国語で自己紹介できるように言語を学習し、タブレットも使って交流した」などと説明した。
台湾の児童生徒を受け入れた時の様子については、受け入れ先の石垣小、新川小、石垣中についてそれぞれ紹介。「音楽ではリコーダーを一緒にやって、楽譜は世界共通だということに気づかされた」「放課後はバレーボール部の練習に台湾からの交流生も一緒に参加してもらった」などと述べた。
石垣島でホームステイを受け入れた時の様子につては「夜に家族みんなでUNOをやって、中国語ではどう話すかを教えてもらい、覚えた単語を交えてゲームできたことで仲が深まった」と家での交流について紹介。
「(交流生は)控えめだったけれど、夜になると翻訳機能で『UNOはやらないのか』と聞いてきてくれて、言葉が通じなくても相手の楽しかったという気持ちがわかり、この事業に参加して本当に良かったと心から思った」と喜びを語った。
岳明小中学校に行った金城望花さんは「授業中に立ち上がったり、お菓子を食べたりできて自由だなと思った。給食は石垣島のほうがおいしかった」と感想。
永楽小学校へ行った八尋和香さんは「毎晩たくさんのフルーツを出してくれたり、家でバドミントンをしたりしていい思い出がつくれた。数学は日本と同じだったけれど、社会の授業は漢字だらけで難しかった」と振り返った。
ほかにも、「『ようこそ台湾へ』という旗をもらって、今でも大切に持っている」「滞在後半にインフルエンザにかかってしまったが、温かく声を掛けてもらったりホストファミリーにも家族のように対応してもらって、台湾の方々の温かさや優しさを感じた」などの感想があった。
交流会に参加した生徒らは今後、報告会で発表した内容などをもとに報告書を作成する予定。
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