給食費の無償化を
前泊町長に5項目要請
竹富町PTA連合会(会長・大久喜一郎小浜小中学校PTA会長)は2日午後、町役場を訪れ、給食費無償化や派遣等にかかる交通・宿泊費補助の増額など5項目を前泊正人町長に要請した。大久会長は「子どもたちが今後も安心安全に教育活動を実践していけるよう要望したい」と述べた。
同会はこのほか▽通学路の安全整備▽高校生が自宅(島)から通学できる乗船時間の見直し(竹富・小浜・黒島・西表)▽各種検定料(漢検・英検・数検)の補助―などを要望。これらの要請事項は各校のPTA会長から集約した意見をまとめたもの。
要請書を受け取った前泊町長は「改善に向け全力で取り組んでいきたい」と回答。給食費無償化は「国、県が遅ければ町独自でもやろうと考えている」と述べ、中学生を対象に無償化支援を打ち出している県の動向を見ながら調整する考えを示した。町教育委員会総務課によると、全額無償化に必要な予算は約3000万円前後を見込んでいる。
派遣・宿泊費補助について前泊町長は「さらなる拡充を図り、少しでも経済負担を減らしたい」と増額に前向きな姿勢を見せた。通学路整備や乗船時間変更、検定料補助についても早期に対応、調整するとした。
要請の中で今年度、町内小中学校全12校に水道直結型のウオーターサーバーを1基ずつ設置することも明らかにした。同総務課によると、設置やリースにかかる予算は町議会6月定例会で可決されており、現在取り付けに向け各校で調整が行われている。
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