蘇澳鎮の児童生徒歓迎 4年ぶり教育交流再開
石垣市と姉妹都市の台湾蘇澳鎮から24日午後、児童生徒30人が小中学生教育交流事業(市教育委員会主催)で石垣島に到着、市役所でホストファミリーと顔を合わせ歓迎を受けた。同事業は2016年度に始まったが、20年度から3年間は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今回は4年ぶり5度目。児童生徒の国際交流もようやく再開された。6月には石垣市から蘇澳鎮に派遣される。
両市の小中学生が学校訪問や民泊交流、体験学習を通して親善交流と相互理解を深め、将来的に内外で活躍できる人材を育成しようと実施されているもの。蘇澳鎮の5校、石垣市の4校から中学生各20人、小学生各10人の計60人が参加している。蘇澳鎮から教諭ら引率7人も来島した。
蘇澳鎮の児童生徒は同日から27日まで市の児童生徒の自宅でホームステイしたり、青少年の家で宿泊したりして生活を共にする。学校で授業に参加するほか自然体験、郷土芸能、昔遊び、史跡・景勝地の見学なども行う。
市役所コミュニティルームで行われた歓迎セレモニーで﨑山晃教育長が「私たちの誇りとする豊かな自然を満喫し、島の歴史、文化、魅力を感じていただけるプログラムを用意した」と歓迎、李明哲蘇澳鎮長が「今回の交流で視野が広がり、大きく成長すると思う」と期待した。
地元の児童生徒を代表してあいさつした国仲祐希さん(石垣第二中2年)は「皆さんが石垣島に来るのを楽しみに待っていた。石垣島の豊かな自然。伝統文化を伝えたい。台湾と石垣島は似ているところもあるが、食文化など違うところもあるので、この交流を通して互いの地域の良さをたくさん知りたい」と楽しみな様子。
蘇澳鎮側を代表して文化国民中学校2年の李沅鴻さんと李芃潔さんは「石垣市役所と蘇澳鎮役場の協力に心より感謝します。私たちは本当に幸せです。学生と教師を代表して皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」などと日本語であいさつした。
この後、両地の児童生徒一人一人が自己紹介。蘇澳鎮の児童生徒は日本語で「私の興味はバスケットボールです。これからホストファミリーのお世話になります。どうぞよろしくお願い致します」などと話した。
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