八重山毎日新聞社

　石垣市は今年度に12歳を迎える小学6年生の航空運賃費用の一部助成を行っている。3～11歳の小児は、県の離島住民等交通コスト負担軽減事業の一環として石垣発着県内路線で航空運賃の一部助成を受けているが、小学6年生が12歳に達すると対象外になるため、生まれ月によって格差が発生していた。これを解消して保護者の負担軽減を図るため3～11歳と同額の運賃助成を導入した。

　助成交付額は石垣―那覇2300円（片道）、石垣―宮古1200円（同）、石垣―与那国1600円（同）。いずれも離島割引で購入した運賃が対象。市民課窓口で申請を行い、翌月末に還付する。

　申請には「石垣市小学校6年生離島割引助成金交付申請書兼請求書」を市民課窓口で受け取るか、市ホームページ（ＨＰ）でダウンロードして記入する。ほかに▽搭乗券・搭乗証明書（運賃種別記載のある原本）▽対象者個人の領収書（航空会社のＨＰから取得し印刷したものも可）▽印鑑（認印可）▽対象者の離島住民カード▽対象者または保護者の通帳▽申請者（窓口に来る方）の本人確認ができるもの（免許証等）―が必要となる。

　搭乗日に「離島住民割引運賃カード」の交付を受けている児童が対象。搭乗日に離島カードの有効期限が切れている場合や早割・乗り継ぎ割等は還付対象外。

　還付請求は4月1日～24年3月31日までの搭乗分が対象。申請受け付けは24年4月31日まで。

　市民課の担当者は、3～11歳の申請と今回の12歳になった6年生の申請様式が異なるため注意を促し、「例えば那覇に行くときは11歳で、石垣に帰ってくる日に12歳になっている子も出てくると思う。その場合は、両方の申請が必要になるので確認してほしい」と呼び掛けている。

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