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イリオモテヤマネコが交通事故死 相良橋付近で2個体

交通事故に遭って死んだ個体=1日夜、相良橋付近の県道(西表自然保護官事務所提供)

交通事故に遭って死んだ個体=1日夜、相良橋付近の県道(西表自然保護官事務所提供)

昨年10月1日以来

 【西表】東部の古見集落から美原集落間にある相良橋付近の県道で1日から2日にかけ、国指定特別天然記念物で国内希少野生動植物種のイリオモテヤマネコが相次いで交通事故に遭い、2個体が死んだ。ヤマネコの交通事故は昨年10月1日の発生以降起きておらず、無事故日数が300日を超えたところだった。記録が残る1978年以降、交通事故死は91個体。西表自然保護官事務所は現場付近に注意喚起を促す移動式看板を8台設置した。

 1日の事故は午後9時7分ごろ、事故当事者からヤマネコをひいたと西表自然保護官事務所に連絡があった。制限速度(時速40㌔)以下で走行していたが、ライトに当たらない暗闇から飛び出してきたヤマネコに気づいたものの避けきれなかった。2日の事故は午後9時43分ごろ、道路上で死んでいる個体を発見した人から連絡があった。

 事故死したのはいずれも幼獣。西表野生生物保護センターが回収し、計測や一次検査を行った結果、①オス、体重1・16㌔、頭胴長42・5㌢(全長57・7㌢)②メス、体重1・05㌔、頭胴長40・0㌢(同55・2㌢)だった。今後は専門家による詳しい死因究明のため鹿児島大学共同獣医学部獣医学科に搬送する予定。

 3日昼には成獣が現場付近の路上にいるところが目撃されており、親子の可能性があるという。

 同センターは▽移動式ヤマネコ注意看板付近では特に注意して運転する▽ヤマネコが活発に行動する夕暮れから夜明け前後の時間帯には特に注意して運転する▽ヤマネコが突然飛び出すことがあるため、運転速度は集落内で時速30㌔、その他の場所では時速40㌔の法定速度を守る▽ヤマネコの交通事故に遭遇した場合はセンターまで至急通報する―よう呼び掛けている。

 また、センターーはヤマネコの目撃情報を収集し、事故のおそれの高い場所で看板設置や草刈りなど交通事故予防対策を行っており、ヤマネコを目撃した際には連絡するよう協力を求めている。連絡先は同センター(0980―85―5581)。事故やけがについては24時間受け付けている。

 

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