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中国演習に不安と不満 与那国町や漁業者

「厳重に抗議すべきだ」

 台湾を取り囲む6カ所で4日から始まった中国軍による軍事演習。台湾周辺海域に複数の弾道ミサイルが発射された。演習は7日まで実施される見通しとなっており、台湾に最も近い与那国町や台湾周辺を操業海域とする漁協は不安と不満を募らせている。

 糸数健一町長は「中国は以前から(台湾周辺海域を含む)あちこちで演習している。アメリカも曖昧政策じゃだめだと思って(政府とは切り離した形で)訪台し、中国も体制維持のためパフォーマンスでやっている」と指摘。

 「町としては見ているだけしかできない。今回の事態が発生しても、県も国も対応しきれず、私のところには何の連絡も問い合わせもない」と不満をにじませた。

 与那国漁協組合の嵩西茂則組合長によると、現段階では通常操業を行っているという。弾道ミサイル発射の報に「どこから打ってどこに着弾しているのかが知りたい。(今は通常操業しているが)場合によっては対応が変わるので、注視していきたい」と話した。

 県漁連会長を兼務する八重山漁協の上原亀一組合長によると、水産庁と県漁連は各漁協に注意喚起の通知を行った。「演習箇所周辺はマグロ延縄漁の操業海域にもなっており、こういう演習は漁業の妨げになるので控えるべきだ」と抗議、「(日本側に近い演習箇所は)日本との地理的中間線に入っており、国は厳重に抗議してやめさせるべきだ」と訴えた。

 玉城デニー知事は「国境を抱える地域は非常に不安を覚えていると思う。絶対に住民に被害が及ぶことがないよう日本政府、防衛省もしっかりとアメリカ側と情報共有しながら米中で冷静な外交関係を行っていただくよう申し入れていきたい」と述べた。同日、県庁で記者団の質問に答えた。

  • タグ: 台湾中国軍軍事演習与那国
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