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小学校の頃、近所に西表出身の方がいて…

 小学校の頃、近所に西表出身の方がいて、ある日、庭にコンクリートブロックで急ごしらえの池を作った。そこへ海砂と海水を運び込み、何日かするとウミガメの赤ちゃんがぞろぞろと孵化しだした▼その人はイノシシ猟も得意で、島の豊かな自然の恵みを当たり前のこととして享受していた。学校から帰ると毎日池をのぞきに通った。ウミガメはだんだんと数が少なくなっていき、そのうち1匹もいなくなって全滅。飼育が何を目的としていたか今となってはわからないが、自然の恵みが当たり前ではないことを学んだ▼久米島でおきた絶滅危惧種アオウミガメが大量死した衝撃的な事案にも同様の人間の業(ごう)みたいなものを感じる。ウミガメなんてそこらへんにたくさんいるではないか▼かと思えば西表近海で増えすぎたアオウミガメが絶滅危惧種の海藻ウミショウブを大量に食害。環境省がウミショウブ保護策を講じているという。どちらも保護すべき絶滅危惧種というのが悩ましい▼西表島ではノヤギが増えて希少植物を食害していると報じられた。わざとではあるまいが農家から逃げ出したノヤギが群れをなして貴重な生態系にも影響を及ぼす懸念が▼政治団体が放置し野生化した尖閣のノヤギはどうなったか。人のすることはかくも悩ましい。(慶田盛伸)

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