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市みるくセンター落成 来月1日、操業開始

石垣市みるくセンターの落成を祝いテープカットをする関係者ら=29日午後、登野城バラビ道

石垣市みるくセンターの落成を祝いテープカットをする関係者ら=29日午後、登野城バラビ道

サップ対応 安定供給へ 生乳加工処理施設

 八重山郡内の学校給食用牛乳や一般市場へ乳製品を安定供給する目的で建設された、石垣市生乳加工処理施設(愛称・石垣市みるくセンター)の落成式が29日、登野城バラビ道の同施設構内で行われた。HACCP(ハサップ)工程管理システムを採用し、高度な衛生・品質管理で消費者へ安全な乳製品を提供する。操業開始は8月1日から。

 同施設は、酪農の飼料等の高騰を背景に生乳生産量が減少し、乳業事業者の経営も厳しくなる中、2020年6月から食品を扱う全事業者に対して新たな衛生管理が義務化されたことなどを理由に建設。関係事業者からハサップ基準に沿った学校牛乳を提供できる新施設整備の声があった。

 17年に国や県、3市町、酪農・乳業関係者で協議会を立ち上げ計画を進め、整備は石垣市が事業主体となり、乳業施設高度化整備事業を活用し21年2月に着工した。

 総事業費は16億5800万円。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上2階。延べ床面積1188平方㍍。生乳処理能力は年間850㌧。

 ハサップの基準に従い、清浄区域、準清浄区域、一般区域の各部屋を設定。接触汚染を防ぐ作業が可能。室内に清浄な空気を保ち、高度な衛生管理下で製造を行う。

 八重山市町会長の中山義隆石垣市長は主催者を代表して「給食のない期間、余った生乳はバターや生クリーム、ドリンクヨーグルトなど保存性の高い製品が製造できる。酪農家の経営安定や郡内の牛乳、乳製品の価格の安定と供給につながる」と期待を寄せた。

 同施設は、酪農・乳業関係者で組織する石垣島乳業協業組合が市から指定管理を受け運営する。宮良高仁代表理事は「衛生的に製造された製品であることをPRし、工場見学などを通して乳業に関する教育や普及活動も行い、消費者に対し安全に対する安心感を与え、販売拡大につなげたい」と意欲を見せた。

 テープカット、西銘恒三郎沖縄担当相のビデオメッセージや玉城デニー県知事(代読)の祝辞、牛乳での乾杯、石垣島ご当地アイドル「ジャスミン」のステージ、感謝状贈呈、施設内見学もあった。

 同事業の予算執行では、県の事務手続きのミスにより、国に対し10億1892万円の事業費を請求していないことが去る6月に発覚。県は国への請求漏れを22年度の沖縄振興特別交付金(ソフト交付金)から「過年度支出」として充当する方向性を示している。

  • タグ: 石垣市みるくセンター石垣市生乳加工処理施設
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