八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

知事選 三つどもえに 告示まで1カ月

知事選候補者

知事選候補者

現職に不安要素も/保守、分裂を懸念

 【那覇】9月11日投開票の知事選は、8月25日の告示まで1カ月と迫った。「オール沖縄」が推す現職の玉城デニー氏(63)、自民公認の佐喜真淳氏(57)が立候補に向け準備を進めるなか、保守系で元衆院議員の下地幹郎氏(60)も出馬表明し、現段階では三つどもえの様相を呈している。保守分裂選挙となれば玉城氏に有利とみられているが、不安要素もある。

 10日投開票の参院選では、「オール沖縄」が支援する伊波洋一氏が自民の古謝玄太氏に2888票差で辛くも再選。自民側も無名だった古謝氏の健闘ぶりに手応えを得る結果となった。

 しかし参院選から3日後の13日、下地氏が動画配信サイトで知事選に立候補を表明、「オール沖縄」や自民とは一線を画した第三極として選挙に臨むと強調。オンラインでの政策説明も26日に開く予定で、出馬は現実的だ。同氏の後援会も「彼の独断ではない」と説明し、全面支援の構えを打ち出している。

 下地氏は昨年10月の衆院選沖縄1区でも共産や自民の候補者と並んで立候補、保守分裂選を展開した経緯がある。今回の動きに自民関係者は「保守合同で県政奪還の形になると思っていたが、出てくるのは残念だ。投票率を上げていくしかない」と話す。

 「オール沖縄」側にも懸念材料はある。下地氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設について「軟弱地盤の工事はさせない」と強調、危険性除去策として鹿児島県馬毛島への訓練移転を主張している。この訴えを通して「反辺野古票」の獲得を狙うとみられ、玉城氏の得票にも影響を与える可能性がある。

 玉城知事は22日の会見で「下地さんの考えにコメントすることは差し控えたい。私の考えは沖縄に新たな米軍基地は造らせないことが信条」と述べるに止めた。

 知事選にはほかに山口節生氏(72)=埼玉県在=も立候補を表明しており、参政党からも候補者擁立が取り沙汰されている。

(那覇支局・玉津盛昭)

  • タグ: 知事選
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム