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ネコ20匹不法遺棄 「これまでにない異常事態」

南ぬ浜町緑地公園で捨てられていたネコ(保護団体提供)

南ぬ浜町緑地公園で捨てられていたネコ(保護団体提供)

保護団体も困惑 南ぬ浜町

 サザンゲートブリッジを渡った南ぬ浜町緑地公園へ7月だけで約20匹ものネコが不法に遺棄される異常事態となっている。同公園を中心に捨て猫の里親探しなどの保護活動を行う民間の団体によると、これまで月に数頭だった捨て猫が今月に入り急増。連休前後に捨てられた10匹を合わせて21日までに約20匹のネコが違法に捨てられた。中には生後1カ月程度の子ネコと親猫が一緒に捨てられていたケースもあった。同団体の一人は「大切な命を簡単に捨てないでほしい」と訴えた。

 同公園には以前からネコを捨てる人が後を絶たず、民間の保護団体が定期的な譲渡会などを開き新しい飼い主へ引き渡しているが、現在でも約80匹の飼い主のいないネコが公園付近で生活している。

 同団体では新しい飼い主探しと合わせて、公園のネコへの餌やりやけがや病気の個体の治療、避妊・去勢手術などを実施している。クラウドファンディングなどで支援を募っているが資金などは追いつかず、持ち出しが発生しているのが現状だという。

 遺棄ネコは、通常、引っ越しシーズンやクリスマスごろに増える傾向にあるが、今月に入り遺棄ネコの増えた背景に同団体では「新型コロナのまん延による失業など飼い主の経済状況の悪化がある」と見ている。

 同団体では、同公園を管理する石垣市港湾課へ監視カメラの設置を求めたり、警察による取り締まり強化・検挙を訴えているが、いずれも実現しておらず「動物遺棄は重大な犯罪だ。実際にネコが捨てられているのに行政も警察も対応しない。怠慢ではないか」と憤りをあらわにした。

 飼いネコなどペットの動物遺棄は2020年6月に施行された改正動物愛護法により、これまでの100万円以下の罰金刑に1年以下の懲役刑が加わり、厳罰化された。

  • タグ: ネコ不法遺棄南ぬ浜町緑地公園
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