八重山の食文化世界ブランドに 業界関係者ら勉強会
市事業、看板商品など創出へ
食を重要な資源に「食文化の街」として発展させようと石垣市は12日、「〝おいしい〟からはじまる八重山諸島の未来デザイン」勉強会を市役所コミュニティールームで開き、飲食関係者や関係機関から多くの人が参加した。観光庁の「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品創出事業」の第1弾として行われたもの。今後、旅行商品開発やフード催事の開催、生産者との交流イベントなどを実施する。
勉強会では、カフェ・カンパニー代表取締役社長でおいしい未来研究所代表理事の楠本修二郎氏とONODERA Groupエグゼクティブシェフの杉浦仁志氏を講師に迎え、八重山の食文化をどう発展・発信させていくかについて学んだ。
楠本氏は「八重山諸島からはじめる〝おいしい文化経済〟」、杉浦氏は「地球社会における八重山ガストロノミーの本質的価値」の演題で講話した。
楠本氏は「世界は本物のエクスペリエンスを求める時代になってくる。八重山には本物の自然がたくさんある。そこをどうつなげて一つの壮大な人類のストーリーに仕立て上げることが重要だ」と強調。杉浦氏は「食を通じて社会問題を解決し、食を通じて未来の社会を豊かにする。料理は人を幸せにする力を持っている」と指摘した。
最後の意見交換では、県飲食業生活衛生同業組合八重山支部の大野等支部長も参加し、地域経済の回復とともに観光の質や消費額の向上を目指す地域ガストロノミー(美食)の促進について話し合った。
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