伊波氏2期目当選 古謝氏に3000票差
辺野古反対、経済策に支持 投票率50.56%
【那覇】第26回参院選は10日、投開票が行われ、沖縄選挙区(改選数1)は「オール沖縄」が支援する現職の伊波洋一氏(70)=無所属=が27万4174票を獲得して2期目の当選を果たした。自民新人の古謝玄太氏(38)=公明推薦=に3010票差の大接戦となった。投票率は50・56%で前回の49・00%を1・56 ㌽上回った。(得票数は開票率99・50%)
今選挙では普天間飛行場の名護市辺野古移設に伊波氏が「反対」、古謝氏が「容認」を掲げたことから「辺野古新基地反対」の民意を改めて示した形となった。
辺野古移設で伊波氏は「民意を無視して辺野古新基地を建設する日米政府に怒りを覚える」と強調。古謝氏は「危険性を一刻も早く除去することが現実的な策」など「容認」を掲げ、有権者から一定の理解を得た。
先島への陸上自衛隊配備で伊波氏は「住民合意のないまま自衛隊ミサイル配備基地に反対。米軍まで先島に配備することになりかねない」と訴えた。
このほか伊波氏は新型コロナウイルス禍からの県経済回復、物価高対策、子どもの貧困対策などを訴え、支持を浸透させた。
新人の山本圭氏(42)=NHK党公認=、河野禎史氏(48)=参政党公認=、金城竜郎氏(58)=幸福実現党公認=は独自の戦いを展開。山本氏1万1033票、河野氏2万2583票、金城氏5639票を獲得した。
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