「沖縄の良識表れた」 伊波氏八重山陣営
参院選沖縄選挙区は大接戦の末、伊波洋一氏が当選した。10日午後11時を過ぎても1人区で当選確実が決まっていないのは沖縄選挙区のみ。県内各地の開票速報に石垣市内の事務所も一喜一憂。11日午前0時ごろの当選確実の報に喜びが爆発、「次は知事選だ」と勢いづいた。古謝玄太氏の陣営は、八重山地区では勝利したものの全県での敗北に落胆の色を濃くした。
伊波陣営は、市議会野党8氏が午後9時から次呂久成崇県議事務所に集まり、テレビの開票速報を見守った。全国各地で当選確実の報が流れる中、午後11時を過ぎても当確が出ない沖縄選挙区の状況に「大接戦だ」「いや絶対勝てる」などとやきもき。日付をまたいだ当確に、手をたたき、拍手をし、万歳をした。
宮良操市議は「沖縄の良識が表れた。伊波さんが6年間、トップクラスの質問回数など沖縄の問題に真摯(しんし)に取り組んできたことが評価された。さらに頑張ってもらいたい」と期待。
新垣重雄氏は「県民が伊波さんを支えた結果だ」、井上美智子氏は「二度と沖縄を戦場にしないという伊波さんの訴えが県民にもしっかりあったと思う」と喜び、内原英聡氏は「これまでの選挙で石垣市では負けていたが、着実に票差を縮めている。この運動が少しずつ形になっている」と手応えを感じた様子。
大濱明彦氏は「国境の沖縄県としてロシアとウクライナの戦争が自分たちの身に降りかかってくるのではないかという思いがあったのではないか」と推測。
長浜信夫氏は「6年間の活動と知名度が勝利に結びついた。今回の勝利は知事選につながる」と期待。大道夏代氏は「国の言うことを聞く政治家を出すか、国に反発する政治家を出すか。県民が声を上げてくれた」、花谷史郎氏は「今年の選挙イヤーに向かっていける」と手応えを感じた様子だった。
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