「ポイ活」。ポイントをためる活動のことで…
- 2022年07月05日
- 不連続線
「ポイ活」。ポイントをためる活動のことで、ポイントの種類は使う店が限定されない共通ポイントやネットショップで使用できるもの、クレジットカードポイント、あるいは航空券に使えるマイルなど多岐にわたる▼島々でも若い世代はポイントを上手にためて、欲しいものを買ったり旅行を楽しんでいるようだ。中高年世代でもスーパーのポイントなどでビールの箱買いをしてちょっとお得気分になっている家庭も▼こちらのポイ活はどうだろうか。総務省のマイナポイント第2弾である。言わずと知れた、国民に個人番号をふるマイナンバーカードの普及策。第1弾はコロナ禍の2020年夏にカードとキャッシュレス決済をひも付けることで最大5千円分のポイントがもらえた▼第2弾は、カードを取得して健康保険証機能を加える「マイナ保険証」。公的給付金の受取口座の登録を済ませれば、買い物などで使える最大2万円分のポイントが付与される▼コロナ以前のカード取得率は10%台前半と低調だったが、わずか3年で45%まで上昇。収益アップを狙う企業活動ならまだしも、国の大盤振る舞いに違和感あり。何だか「上から目線」で利益誘導されているような▼ちなみに都道府県別のカード取得率で沖縄は全国一低い34・8%。国政不信の表れか。(慶田盛伸)
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