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多様性、五感で体感 展示室を全面改装

西表島に生息する約800種類の動植物をイラストと剥製で紹介している壁面展示=1日午前、西表野生生物保護センター

西表島に生息する約800種類の動植物をイラストと剥製で紹介している壁面展示=1日午前、西表野生生物保護センター

イリオモテヤマネコの展示コーナーで威嚇、発情期などの鳴き声を視聴する親子ら=1日午前、西表野生生物保護センター

西表野生生物保護センター

 【西表】西表野生生物保護センターは1日、展示室を全面改装しリニューアルオープンした。「生きもののにぎわいとつながり」をテーマに、最新の学術研究を反映した展示やイリオモテヤマネコに特化したブースなどを新設。西表島の生物多様性を五感で体感できる施設となっている。

 開設26年を迎えた同センターは昨年12月に休館、半年の改装期間を経て内装を全面リニューアルした。6月28日から3日間は島民限定のプレオープンを実施、1日から一般公開された。

 見どころはメインとなる「イリオモテヤマネコと豊かな生物多様性」の壁面展示。西表島に生息する約800種類の動植物がリアルなイラストと剥製で紹介されている。

 イリオモテヤマネコの展示では威嚇、発情期などの鳴き声を視聴するブース、尿の臭いを再現した体験ブースを新設。カンムリワシの生態も詳しく紹介されている。

 西表自然保護官事務所の福地壮太企画官は「西表に息づく生きもののにぎわいやつながりを再現している。見るだけではなく感触や音、においなど五感で体感してほしい」と呼び掛けた。

 レクチャールームではヤマネコの保全活動について紹介する動画を上映。野生生物に優しい運転を体験するドライブシミュレーションも導入されている。

 旅行で訪れた中島磨里さん(39)=北海道=は「海で見た魚が描かれていて名前を知ることができた」と笑顔。生きものが大好きだという息子の悠君(7)は「絵や剥製が本物そっくりできれいだった。いろんな生きものを見ることができて楽しい」と声を弾ませた。

 3年ぶりに来館した金澤裕司さん(71)は「ヤマネコの毛に触れたり、五感に働きかける展示が素晴らしい」と感心。「自然と人間の関係について考える環境教育の場としても活用できる」と期待した。

 リニューアルを記念し、先着1000人に記念バッジとポストカードが配布された。プレオープンには島民164人が来館した。

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