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刈り取り終了 例年より大幅遅れ

白い煙を上げながら稼働する石垣島製糖工場=23日午後

白い煙を上げながら稼働する石垣島製糖工場=23日午後

「農家が安心して作れる環境を」 石垣島内サトウキビ

 5月の長雨の影響で大幅に遅れていた石垣島内のサトウキビの刈り取りが23日に完了。圧搾も24日までに全て終了した。石垣島製糖の多宇弘充農務部長は「175日と長い操業となった。最後のトラックが工場に入ってきた時には思わずこみ上げるものがあった」と話した。一方で刈り取り期間が延びたことによる糖度低下、買い取り価格の値下がりが課題となっており同部長は「石糖はハーベスターの貸し出し無料や株出し管理費補助などで対応していきたい。交付金の差額については市や県に補助を」と支援を求めた。

 サトウキビの国の今年度の交付金は1㌧当たり1万6860円。5月31日までに工場に売り渡すことで対象となっていたが、6月以降については「事前売買」を実施することで交付金の対象となった。ただ気温が上がり糖度が下がることで交付金も下がることから農家の手取りへの影響が懸念されている。

 多宇農務部長は「今後もこのような状況は起きる。セイフティ事業の対象拡大や新しい工場建設で一日700㌧の圧搾を1200㌧から1500㌧に増やすなど入り口を大きくする必要がある」と指摘した。

 市さとうきび生産組合の伊敷繁光組合長は「交付金を下げられると次期作が行えない。また、収穫が遅れたことで株出しにも影響が出る。法整備も含め農家が安心して作れる環境をつくってほしい」と述べた。

  • タグ: サトウキビ石垣島製糖
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