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伝統工芸館建設が中断 与那国町

老朽化が進んでいる与那国町伝統工芸館=16日午後、与那国町祖納

老朽化が進んでいる与那国町伝統工芸館=16日午後、与那国町祖納

新たな財源めど立たず

 【与那国】老朽化に伴い移転新築計画が進んでいた町伝統工芸館の建設計画が、予算の確保ができずに中断していたことが20日までに分かった。町によると、一括交付金を使用し21年度に建設を進める予定だったが、同交付金特別メニューから外れ中断。新たな財源のめどは立っていないという。

 同工芸館は、与那国織を復活させようと1979年に建設され、築43年と老朽化が著しくなっている。

 町によると、2017年に基本計画、18年に運営計画、19年に予算を作成。20年度に設計まで完成させたが、21年度の一括交付金特別メニューから外れ、予算を付けられず中断していた。

 田島忠幸企画財政課長は「事業の完成度が低いと判断され、21年度の特別メニューから外れたと聞いている。今年度、特別枠で再度チャレンジしようということだったが、交付金が減額され、21年度まであった特別枠も廃止された」と状況を説明。

 「3億5000万円という事業費を町では賄えないが、次年度以降も交付金の枠が増えるのは難しい状況。新たに財源を確保する必要があり、今年中に探していきたい。庁舎建設もあるので難しいが、起債を活用しながら、3分の1、2分の1程度を乗せられるようにしていきたい」と述べた。

 6月定例町議会一般質問では、大宜見浩利氏が質問。「いい事業なので、何とか県、国の事業にはめこんで、来年度に実施してもらいたい」と要望。糸数町長は「役場庁舎と同じように工芸館も並行して実現できるように努力する」と応じた。

 

  • タグ: 与那国町伝統工芸館
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