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いつもより長く長く感じた梅雨がやっと…

 いつもより長く長く感じた梅雨がやっと明けた。天気予報にずらり並ぶ「晴れマーク」の何とうれしいことか。今年ほど「明け」を喜ぶ年もあまり記憶にない▼市民を梅雨空のような暗い気分にさせたのは、石垣市国民保護計画ではないか。他国からの武力攻撃事態に備えるもので、3年前に策定しておきながら6月議会の直前に有事避難パターンをHP上で公表した。記者会見好きな市当局には珍しいこと▼報道によれば屋内避難、島内避難、島外避難に分類。弾道ミサイル攻撃やゲリラ特殊部隊による攻撃、着上陸侵攻などの事態を想定し、それぞれ対応を定めている▼着上陸侵攻では、全島が制圧されるおそれがあるため全市民、竹富町民、観光客を民間航空機で島外避難させ、要する日数は約10日。一方で民間機や船舶を利用できない場合、自衛隊機などでは数カ月を要する。国境地域に位置し、海を隔てた島々である。「戦場の島」をどう生き延びよと言うのか。食糧補給は確保できるのか▼ウクライナを見よ。子どもを含む一般市民への見境なき攻撃。機能しない「人道回廊」。民間機、船舶による避難を妨害されない保証はどこにあるか▼唯一の解決策は有事にさせない平和外交努力。これ以上の国民保護はない。「鎮魂の月」に愚直に平和を希求する。(慶田盛伸)

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