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浦崎氏「戦争は命奪う」 慰霊の日を前に平和集会

慰霊の日を前に3年ぶりに開かれた平和集会で平和宣言を読み上げる生徒ら=15日午後、白保中学校体育館

慰霊の日を前に3年ぶりに開かれた平和集会で平和宣言を読み上げる生徒ら=15日午後、白保中学校体育館

白保中

 慰霊の日を前に白保中学校(宮良篤校長、生徒54人)の平和集会が15日、同校体育館で行われ、元小学校長の浦崎喬氏が沖縄の地上戦や八重山の戦争マラリアについて講話した。

 浦崎氏は激しさを極めた沖縄戦で県民の4人に1人に当たる20万人もの人が亡くなったことや本土決戦に備えて時間稼ぎのための捨て石にされたことのほか、鉄血勤皇隊やひめゆり学徒隊など若い人たちも動員され、悲惨な体験を強いられたことなどを説明した。

 八重山の戦争マラリアでは軍の命令でマラリア有病地に疎開させられた人たちは不衛生な環境で病に倒れ、当時の人口の1割に当たる3647人の尊い命が失われたと強調した。

 浦崎氏は生徒らを前に「戦争は命を奪い、人としての大事な自由や権利を奪う。戦争の種を作らず、平和の種を育ててほしい。未来ある君たちが平和について考えてほしい」と呼び掛けた。

 浦崎氏が作詞作曲した「六月の祈り~ウムイ~」が披露されたほか、ジョン・レノンの「イマジン」が演奏された。 

 全員で平和宣言も読み上げられた。

 生徒会の石垣安梨さん(3年)は「戦争は何のために戦っているのか分からない。罪のない人が亡くなる愚かなもの。平和について語り継いでいきたい」、新里皐さん(同)は「講話に出てきた人を母親に置き換えて考えると涙が出た。大切な人の命が奪われるということの悲しみを感じた。周りにも平和の尊さを伝えていきたい」と感謝を述べた。

  • タグ: 平和集会白保中学校
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