大原庁舎「適正規模で」 竹富議会一般質問
- 2022年06月16日
- 政治・行政
前泊町長、見直し明言 意見収集、年内に素案
6月定例竹富町議会(新田長男議長)一般質問が15日に始まり、前泊正人町長は建設が予定される西表大原庁舎について「適正規模で検討していく」と見直しを明言した。地域住民の意見などをとりまとめ、年内に素案を示す予定だ。
(8面に関連、9面に質問要旨)
西表大原庁舎についてはこの日登壇した大久研一、山盛力、大浜修、渡久山康秀の4氏全員が質問した。進捗状況などを聞かれた前泊町長は「(町長選で)民意を踏まえた庁舎移転を訴えてきた。現在、部署や配置する人員の規模、博物館や町民ホールといった機能を見直しているところ」と説明した。
大久氏の「白紙に戻して検討か」という問いには「白紙ではなく見直し」と前置きしたうえで「町のホームページや紙媒体、対面式での意見交換会などさまざまな方法を駆使して、広く町民の意見を収集していきたい」と答えた。
山盛氏が「庁舎規模や予算など不安の声が多くある」として、原因をただしたのに対し「情報開示がなされていないこと。検討してきた内容を町民に開示していくことが一番重要だ」と強調した。
政策推進課によると意見を集約した後に検討委員会に諮り、機能や庁舎面積など方向性を定めていく。
このほか大浜氏は石垣庁舎建設にふれ「予算については議会で『検討中』といっている間に立派な庁舎が建った。今回は2度3度説明し、建設に向けて動いてほしい」、渡久山氏は「町民が納得できる大原庁舎建設に向け取り組んでいただきたい」とそれぞれ要望した。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。