二度あることは三度ある、ということわざが
- 2022年06月11日
- 不連続線
二度あることは三度ある、ということわざがある。広辞苑には「特に、悪いことは繰り返し起こるから注意せよということ」とある。失敗を重ねないようにとの戒め▼6月定例石垣市議会に上程された議案のうち、川平湾入り口近くで10月末完成予定の「川平コミュニティ施設」の管理方法や使用料などを定める条例案が、付託先の建設土木委員会で早々と継続審議となった。入居を想定する物販・グラスボート事業者らとの調整が不十分というのが理由のよう▼施設や条例うんぬんではない。議会提案までの手続きに問題ありというわけだ。既視感。過去の小欄でも同じようなことを何度か取り上げたことがある▼例えば2014年12月のこと。川平公園内にある公園茶屋の前に突如、クイが打たれた。店主が現場の業者に聞くと、市発注のトイレが整備されるのだという。寝耳に水。「何の説明もない。営業妨害だ」と訴え、結局中止に追い込んだ▼パッと思いつくだけでも、これ以外に新火葬場や不発弾保管庫の建設場所、景観地区の見直し、5人未満の幼稚園休園措置、クルーズ船乗客対象の無料シャトルバスなどなど。いずれも調整が不十分なまま決定したり、事を進めようとしたりしたことで地域の反発を招いた事案である▼なんでかな。(比嘉盛友)
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