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八漁協資源管理に長官賞 全国漁業者大会

水産庁長官賞を受賞した八重山漁協資源管理推進委員会の川崎委員長(左から2人目)=25日午前、那覇市の県水産会館

水産庁長官賞を受賞した八重山漁協資源管理推進委員会の川崎委員長(左から2人目)=25日午前、那覇市の県水産会館

自主ルールで乱獲阻止

 【那覇】第27回全国青年・女性漁業者交流大会(主催・JF全漁連)の「多面的・環境保全部門」で、ナミハタなどの乱獲を阻止するため自主ルールを設定し、水産資源管理に努めている八重山漁業協同組合資源管理推進委員会(川崎豊委員長)が全体の2位に当たる水産庁長官賞を受賞した。25日午前、県水産会館で賞状授与式が行われた。

 同大会は、水産業や漁村の発展に向けた技術・知見の研さんを目的に毎年実施。八重山漁協の同委員会は3月2日、県代表としてオンライン開催で、「サンゴ礁の産卵親魚を守るルールづくり―八重山漁協における取り組み―」をテーマにプレゼンテーションを行っていた。

 八重山では1989年以降、産卵期の親魚などを乱獲し、沿岸性魚類の漁獲量が以前の4分の1に激減したことから資源管理の取り組みに着手。関係機関の協力を得て八重山漁協は2008年、資源管理規定でイソフエフキ、フエフキダイ科、フエダイ科などの産卵場所5海域を保護区に設定。10年からは、同漁協電灯潜り研究会が自主規制としてナミハタ等の産卵海域を保護区に追加した。

 21年3月には沖縄海区漁業調整委員会がヨナラ水道を含む6海域を保護区とし、漁協の自主管理から法的規制が可能に。現在では、対象魚の水揚げ量が下げ止まる成果が出ているという。同推進委は日ごろから保護区の調査や巡回パトロール、周知活動を展開している。

 川崎豊委員長(43)は「受賞は驚いている。(関わった)皆さんのおかげで取れた賞」と感想を述べ、「魚が増えて漁業者の収入アップと、一般の人も大きい魚が釣れる状況になってほしい」と水産資源の回復を願う。

 県漁業協同組合連合会の上原亀一会長は「産卵保護区と禁漁区で、漁業者が自ら痛みを伴う資源管理に取り組んだ。資源管理の必要性と持続可能な漁業を推進する上で重要」と称え、沖縄総合事務局農林水産部の玉原雅史部長は「今後も取り組みを継続し、八重山の水産業の持続的発展に貢献を」と期待した。

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