剪定後、立ち枯れに 町内会、市に対応要望
- 2022年05月25日
- 自然・科学
マフタネーのアコウ木
石垣市登野城5町内にあるマフタネーのアコウ木(クワ科)が昨年6月に剪定されて以降、立ち枯れ状態に陥っており、5町内会(黒島弘会長)が「倒木の恐れがあって危険だ」などとして早期の撤去と植え替えを市に求めている。市施設管理課は「剪定が適切でなかった」などとして木の状態を確認しながら対応する考えだ。
同課などによると昨年6月、枝が電線にかかり、落ち葉が側溝に入って詰まりの原因になっていると住民からの苦情を受け、業者に委託して剪定した。5町内会によると、剪定後に一時、芽吹いたが、現在は樹皮の裂け、根腐れ、キノコ類の繁殖などがみられるなど全体的に立ち枯れている。
町内会の上地和浩副会長らが24日、同課を訪れ、「いきなり切られてショックだった。こんな切り方では枯れる可能性があると言われていたが、現在は根が浮いて倒木の危険性がある。剪定の仕方に問題があったのではないか。いまさら言ってもしょうがない。倒れると危険なので早急に撤去し、代木を植えてもらいたい」と要望した。
知念永一郎建設部長は「木の状況を確認して危険が及ばないよう丁寧に管理したい。地域の要望を受けて剪定したが、剪定の仕方が適切ではなかったかもしれない」と応じた。
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