27日にチャレンジ石垣島開設 交流拠点の場目指す
- 2022年05月25日
- 社会・経済

チャレンジ石垣島のレイアウト図(カヤックゼロ提供)
「島から世界を面白く~石垣島のコラボ&発信拠点~」をコンセプトに施設を運営していく(右から)住吉優さん、岩倉千花さん=20日、チャレンジ石垣島イベントスペース
日本最南端のイベント&コワーキングスペース「チャレンジ石垣島」が27日、石垣市登野城にオープンする。島内外から働く人を受け入れるためテレワーク環境を整備したほか、島の自然・文化に触れ、多世代と交流を図れるスペースも設けた。仕事だけでなく、人や地域とつながる交流拠点の場を目指す。
事業主体の㈱カヤックゼロ(石垣市大浜、柳澤大輔代表取締役・CEO)が、コワーキングスペース(ブース席8室、固定席14席、フリー席47席、会議室2室)、イベントスペース、テラススペース、カフェ・飲食スペースを整備した。面積は485・95平方㍍。営業時間は午前9時~午後9時。
屋内のフリー席は、カウンターやソファなどの席を自由に利用できる。ひと月のうち8日間利用が可能な「8daysプラン」(3900円)や、席に空きがあれば一時利用できる1回当たり3時間1000円のプランなどを設定。
月会員の固定席、半個室のブース席も設けた。Wi―Fiや電源などテレワーク環境を整え、モニター、充電器、イヤホンなどの貸し出しも行う。
仕事スペースの中央にあるのが、ステージを設置し約40~50人を収容できる「イベントスペース」。音響やプロジェクターも備え、発表会、勉強会、シンポジウム、ワークショップなどに対応できるのが特長。
屋外にはテラススペース、フード&ゆんたくスペースがある。キッチンカーを常設し、木製パレットを再利用したテーブルやベンチでくつろぎながら交流を図れる。
また、同施設ではコミュニティー通貨「まちのコイン(まーる)」を活用したSDGsや地域貢献型活動の促進、自然や伝統・文化を活用した利用者参加型のプログラムの提供もしていく。
施設責任者でカヤックゼロの住吉優取締役(44)は「黙々と働くテレワーク施設ではなく、高校生も含めて島内外の方が価値観や働き方から刺激を受けられる場所にしたい」と目標を語る。施設運営を担当する合同会社emptyの岩倉千花共同代表(30)は「皆さんの〝チャレンジ〟が形になる場所にしたい。仕事だけでなく、読書、アクセサリーの製作、学校の宿題とかいろんな過ごし方で楽しんでほしい。気軽にお越しください」とPRした。
施設の予約や情報はホームページからアクセスできる。(https://challenge.kayac-zero.com/)。
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