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石垣産牛肉「高い」、県内多数 地元消費増へ対策案

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市消費者調査 商工振興課

 石垣市は、石垣島産牛肉の消費と販路拡大を目的に実施した「消費者意識調査」の結果を公表している。国内調査で価格が高いと感じる人は、観光客よりも地元客の方が多く、特売日などを通して地元での消費増を希望する意見が目立った。アンケートを踏まえ主管する市商工振興課は、島内消費を促進させながら石垣から国外へ直接輸出できる体制を生かした販路の開拓を目指している。

 アンケートから、石垣島産牛肉の価格について全体的に高値のイメージを持っていることが判明。その一方、「価格が高いと強く思う」と回答した人の内訳をみると、在住別で県外は47・3%なのに対し、県内は74・6%と相違があった。

 石垣島産牛肉の消費を市内で増やす策について、回答者全体の62・4%が「価格を下げる」、次いで61・4%が「特売日を設ける」と回答。

 同課の西銘基恭課長は、観光客だけでなく地元消費を増やすため、肉の日などに合わせた特売や、肉イベントの開催案を示した。

 また、牛肉の贈答品について全体の79・2%が肯定的。同課長はギフト需要に対する戦略も「重要になってくる」と指摘した。

 新石垣空港は国際航空貨物の輸出入を直接できる「税関空港」として、県内では那覇空港に次いで指定され、ことし3月末には八重山食肉センターがマカオ向け輸出肉処理場の認可を受けた。食肉センターで処理された牛肉を国外に直接輸送できる体制を追い風に、今後は牛肉の国外輸出にも力を入れ、八重山のブランド牛をご当地グルメとして国内外へ発信していく。

 アンケートはことし1月下旬から2月下旬まで、市内外の一般消費者を対象に市のホームページや公式LINEで実施した。有効回答数は1198人。

 

■香港でも高い認知度 石垣牛のブランド定着

 石垣牛の消費者意識調査は香港でも行われ、9割近くが「石垣牛」を知っていると回答、認知度が極めて高いことが分かった。

 「石垣牛というブランドを知っているか」との問いに「知っているが食べたことはない」(59・5%)、「知っていて食べたこともある」(28・1%)となり、合算すると87・6%となった。

 調査は、台湾や香港などに沖縄物産を卸している沖縄新垣商店のSNSツールを利用して実施、沖縄に関心のある層が回答しているとみられるため、香港全体に当てはまる数字とは言いがたいが、同層に石垣牛が沖縄のブランド牛として定着していることがうかがえる。回答者は153人だった。

 日本産牛肉を食べたことがあると回答した人に「その銘柄(ブランド名)を覚えているか」と聞いたところ、石垣牛は16・0%で神戸牛(48・5%)に次いで高かった。3位以下は松阪牛(15・0%)、宮崎牛(6・8%)、飛騨牛(4・4%)と続いた。

 日本産の牛肉を選ぶ際のポイントとして▽産地(21・0%)▽味(18・6%)▽値段(18・0%)が上位を占めた。

 香港での石垣牛の知名度の高さについて八重山食肉センターは「香港からのインバウンド客が来たときに地元で石垣牛を食べたことが認知度の広がりにつながったのではないか。将来的に香港に出荷できるよう取り組みたい」としている。

 HACCP(ハサップ)認証を取得している同センターはことし3月30日付でマカオ向け輸出食肉処理場の認可を県から受けており、厚労省の輸出食肉製品認定施設リストに掲載されればマカオへの出荷が可能となる。

 マカオは香港と橋でつながっていることから、同センターは「マカオに出荷できれば香港からマカオに食べに行く人がいるかもしれない」と期待する。

  • タグ: 石垣島産牛肉消費者意識調査
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