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「未利用果実の廃棄を」 ミカンコミバエ

ミカンコミバエ防除について話し合う関係者ら=12日午後、県八重山合同庁舎

ミカンコミバエ防除について話し合う関係者ら=12日午後、県八重山合同庁舎

ミカンコミバエの成虫=県病害虫防除技術センター提供

発生源は民家の果樹 県内、根絶以来最多

 マンゴーなど果物類に大きな被害を及ぼすミカンコミバエが県内で1986年の根絶以降最多の捕獲数となっていることを受け県や石垣市、JAおきなわなど関係機関で構成する「石垣島ミカンコミバエ問題緊急対策会議」が12日、県八重山合同庁舎で開かれた。庭木などが主な発生源と見られていることから住民への周知徹底を確認した。

 ミカンコミバエは植物防疫法による検疫有害動植物に指定されており、発生地域からは寄主植物の輸入などが禁止される。県内でミカンコミバエが定着・まん延した場合、国からの緊急防除の発令により生産物が県外へ輸送できなくなる可能性があるという。

 台湾や中国、フィリピンなどの近隣諸国では現在でも生息しており、台風や物流などで再侵入が懸念されている。

 県はこれまでトラップ調査などで侵入状況を継続的に調査。21年度は前年の21倍以上を確認、過去5年間で最も多かった19年度の約3倍となるなど増加傾向にある。

 市内では4年ぶりに確認された21年5月以降、断続的に発生。今年3月と4月に初動防除を実施したが、5月になっても発生が収まらないことから、関係機関では警戒を強めている。

 会議では、ミカンコミバエの防除対策やマンゴーなどの生産・出荷対策などが話し合われた。

 会長を務める県の前門尚美農業振興統括監は「一日も早く石垣島のミカンコミバエ問題が終息するよう対策に全力を尽くす」と述べるとともに「庭先のグアバやかんきつ類など年間を通じて結実し、発生源となっている。ミカンコミバエのまん延防止のため、利用しない果実や落果は密閉廃棄してほしい」と呼び掛けた。

 県ではミカンコミバエの幼虫が寄生した果実などを見つけた場合の情報提供を求めている。連絡先は農業改良課(82―3497)。

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