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カンムリワシを放鳥 2度、輪禍に遭った個体

回復し、自然に返されたカンムリワシの成鳥=12日午前、名蔵地区の農地

回復し、自然に返されたカンムリワシの成鳥=12日午前、名蔵地区の農地

 名蔵の南風川橋から南へ約200㍍の県道211号線の道路脇で飛べないところを保護されたカンムリワシが12日、同所付近の農耕地で自然に返された。右足には、個体識別ができるように黒字で「8」が刻印された銀色の足環を装着している。環境省では「法定速度を守ってスピードを控えるとともに野生動物の飛び出しに十分注意してほしい」と交通事故防止を呼び掛けている。

 放鳥されたカンムリワシは21年9月に保護され、「かおる」と愛称が付けられて同年10月に放鳥された個体。21年11月28日に道路脇で動けないところを保護され、たまよせ動物病院で診断の結果、強い衝撃を受けて左翼に骨折が認められた。同じ個体が2度の輪禍に遭ったことになる。

 前回は「4」が刻印された足環を付けていたが、手術の過程で外す必要があったため、新たな足環を装着した。

 22年1月18日から県傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア施設のやいま村でリハビリを実施。救護時は体重が500㌘ほどだったが、760㌘に増えるまでに回復した。

 石垣島では今年に入りカンムリワシの交通事故が相次ぎ、環境省と県、石垣市は3月に「カンムリワシ交通事故 非常事態宣言」を発出したが、5月までに8件が発生、うち5羽が死んでいる。

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