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「光号」新王者に輝く 徳之島闘牛ミニ軽量級

腹取りで勝負を決める友花形光ちゃん号(左)=4日、徳之島なくさみ館(玉代勢元さん提供)

腹取りで勝負を決める友花形光ちゃん号(左)=4日、徳之島なくさみ館(玉代勢元さん提供)

新王者の誕生を祝い記念撮影する関係者ら=4日、徳之島なくさみ館(玉代勢元さん提供)

念願の優勝旗、八重山へ

 【鹿児島】鹿児島県徳之島で4日、闘牛の「第31回徳之島全島一&ミニ軽量級優勝旗争奪戦天城町大会」(天城町闘牛協会北部支部主催)が開催され、石垣島から挑戦牛として出場した「友花形光ちゃん号」(牛主・玉代勢光子さん)がミニ軽量級戦で新王者に輝いた。タイトル戦に向け闘牛の飼育や調整をしてきた光子さん(70)の長男・元さん(46)=竹富町黒島=は「両親が元気なうちに徳之島の優勝旗を持たせたかった」とうれしそうに話した。

 大型連休恒例の同大会。ことしは、3年ぶりに新型コロナによる移動制限もなく、多くの闘牛ファンが徳之島なくさみ館に詰め掛け、白熱する試合に沸いた。

 取り組みは全8番。ミニ軽量級に初挑戦した友花形光ちゃん号(光号)(体重687㌔)は、ことし1月の大会で王座に就き初防衛戦の闘天琉ムサシ(同696㌔)と16分18秒の熱戦を繰り広げた。

 元さんによると、光号は黒島や石垣島で飼育され約5年前に八重山闘牛場でデビュー。2連勝を飾り闘牛の本場、徳之島の大会に挑戦するため海を渡った。徳之島で高校生調教師の川口真矢さんが調教しながら連勝を重ねてきたが、昨年1月の大会で敗戦。そこから1年間かけて食事やトレーニングで脂肪を減らし、今回の階級で〝再起戦〟に挑んだ。

 相手のムサシはタイトル戦を含めここまで5連勝中の絶対王者。試合の序盤は危ない場面もあったが、「1年間のブランクと敗戦の心理的ダメージを心配していたが、光っちゃん号が根性をみせてくれた」(元さん)。最後は相手の横腹に2度飛び込み腹取りで勝負あり。八重山から応援に駆け付けた元さんの両親、泰寛さん(75)・光子さんらと新王者の誕生を喜んだ。

 元さんはこれまでを振り返り「両親に優勝旗を持たせること、八重山に徳之島の優勝旗を渡すことを目標にやってきた。僕も牛で育ててもらったので、絶対にとりたかった」とほっとした様子。

 光子さんは「何にも代えられない最高のプレゼント。親孝行をしてくれた」と目を細める。

 光号の年齢は10歳。今が一番脂の乗る頃だという。ことし10月に初防衛戦も決定。徳之島で調教師とコンディションを整えていく。

 今大会の優勝旗は、光子さんが石垣市内で経営する居酒屋「南ぬ島」に飾られている。

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