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子ども人口が減少し続けている。総務省によれば…

 子ども人口が減少し続けている。総務省によれば、外国人を含む14歳以下の子どもの数は前年より25万人少ない1465万人で、41年連続の減。都道府県人口に占める割合は沖縄の16・5%が最も多く、秋田県の9・5%が最低だった▼かつて島々では、子どもの誕生を男女問わず「まりどぅ宝」と呼んで喜んだ。昭和初期まで兄弟の数は多く、母親と長女が同時期に出産するなどということはごく普通にあったという。だから叔母さんと甥っ子が同級生の事例もあったとか▼戦前戦後の島々は、台湾や本土、県内各地からの開拓入植が相次ぎ、特に戦後は「八重山合衆国」と呼ばれる独自の社会を形成した。移住後に生まれたのが、団塊世代以降の今や高齢者にならんとする人々である▼この島で生まれた子どもはすべて島の子。ルーツは違えど島の自然や文化風土で育ち、感性を磨けば、「島人の宝」そのものではないか。その子も、孫も、この島の宝だ▼やがて半世紀続く少子化は、国や地域をだんだんと衰えさせてゆく。行政が子育て支援に全力をあげるのは当然、地域も子どもたちに優しく、外から来る人たちとともに力合わせて生きる社会でありたい▼われら八重山合衆国に系譜を連ねる者、それを矜持としたい。雨降るこどもの日にそんなことを考えた。(慶田盛伸)

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