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新栄公園内の「憲法九条の碑」には台座がない

 新栄公園内の「憲法九条の碑」には台座がない。碑そのものが1㍍以上も地下に埋め込まれている。9条の理念が地に根を張ってほしいとの願いが詰まっている。石の重さは偶然にも9㌧とか▼碑は2004年11月3日、日本国憲法公布日に合わせて設置された。毎年5月3日の憲法記念日には集会などが行われている▼同碑設置石垣市民の会会長の森田孫榮さん、デザインの潮平正道さん、揮毫(きごう)の豊平峰雲さん、事務局長の仲山忠亨さんはいずれも故人となっており、ことしの集会では八重山戦争マラリアを語り継ぐ会の宮良純一郎事務局長が設置の経緯と故人の思いを説明していた▼碑は、前と後の大きな石二つの組み合わせ。前面の石には豊平氏の書「戦争の放棄」をタイトルに活字体の条文が記されている。条文を活字にしたのは、国民が共有する不変の理念との思いから。個人の感情が入る書ではなく、普遍性や客観性を持たせるためだという▼後方の石は平和の象徴であるハトを表し、斜めに傾く。9条の石が平和の石を支えるデザインだ▼碑文の横には説明板があり、設置の趣旨が刻まれている。ただ、デザインに込められた意味は記されていない。ふらっと訪れる人にも伝わるような工夫を。設置者の思いを根付かせるために。(比嘉盛友)

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