GW 観光地活況
- 2022年05月02日
- 社会・経済
ゴールデンウイーク(GW)期間中、初の日曜となった1日、郡内各地の行楽地では大型連休を楽しむ人でにぎわった。このうち石垣市内のビーチや商業施設では多くの観光客が訪れるなど活況。観光事業者も「徐々に人が増えてきている」と手応えを語り、3日以降の連休後半にも期待感を示している。
市内の人気観光地・川平湾では午前から家族連れやカップルなどが多数訪れ、砂浜などで記念撮影。各社のグラスボートも次々に稼働するなど活気づいた。
初めて石垣島を訪れたという三好沙織さん(32)=東京=は「白い砂浜と青い海が本当にきれい」と感動した様子。松沢英志郎さん(32)=同=は「これからレンタカーで島をぐるぐるする予定。2日からは西表島に入ってトレッキングをする予定なので、晴れてくれたら良いが」と好天を願った。
グラスボート遊覧を行う業者=川平=によると、利用客は連休初日の4月29日から徐々に増加。1日と4日が予約のピークだという。店舗スタッフは「忙しさはまだ3月の春休み期間と同じくらいの印象。天気の悪さも少しは影響しているかもしれない」と話し、「それでも昨年よりは全然良い数字。これからさらに増えてくれたら」と期待した。
雨がぱらついた午後にはスケジュールを変更した観光客らがユーグレナモールに集中。公設市場や土産品店で買い物を楽しむ姿が見受けられた。
昨年と比べ3倍近くの在庫を注文したという土産品店経営の男性は「期待以上とまではいかないが、これだけ来てくれたら御の字。狙って入荷した商品が売れているので良かった」と安堵の表情。GW期間中の売り上げトータルについて「去年の2倍以上はいきそうだ」と見通した。
春休み期間後の4月も売り上げが好調だったことから「ことしは日程を分散させて来る人が多いのかも」と分析。「3日からの連休後半、もしくはそれ以降に旅行者が増えるかもしれない。ひそかに期待したい」と話した。
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