旅客船2社に安全指導 石垣海保、知床沖事故受け
発航前点検や避難経路など
今月23日に北海道知床沖で乗客24人が乗船する小型旅客船の海難事故が発生したことを受け、石垣海上保安部は29日午前、管内で旅客船事業を行う㈱安栄観光と八重山観光フェリー㈱の2社へ安全指導を行った。
石垣海上保安部の職員らは、各社の船長と甲板員へ発航前点検や救命胴衣の付け方、避難口や避難経路のチェック、書類関係の確認などを実施した。
約15分間の安全指導を終え、安栄観光の上間健司船長は「安全管理の書類がすぐ出せるようにし、確認しながら徹底していきたい。何かあった時の客の避難口など、冷静に船長判断できるようにしていきたい。常時点検なども大切だと改めて感じた」と話した。
石垣海保交通課の山本一行課長は「浅瀬の確認などを十分に行い、安全への意識や関心を日頃から高め、気象状況をしっかりと見て、不安があれば取りやめるようにしてほしい。海上で事故などが発生したら、すぐに118番に連絡してを。救命胴衣の着用と、防水した携帯電話を常に持つようにしてください」と伝えた。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 崎枝浜で海難多発 石垣海保、離岸流を確認 2020/11/04
- ライフジャケット着用PR 海の事故ゼロキャンペーン 2020/07/17
- 石垣海保職員がコロナ感染 巡視船整備の鹿児島市内で 2020/07/08
- 石垣海上保安部 巡視船「もとぶ」が配属 2019/12/18
- 受賞者7人に表彰状伝達 海洋環境に関心を持って 2019/01/18
- ライフジャケット着用を呼び掛け 石海保 2018/09/05
- 「118番の適正利用を」 2018/01/19
- 海保が海洋環境教室 海邦保育園 2017/10/13
- 5団体1個人を表彰 海保が環境の保全活動を評価 2016/08/25
- 海上保安官の仕事学ぶ 西表中2年生が職場体験 2016/06/29