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民放テレビで「わたし、定時で帰ります」

 民放テレビで「わたし、定時で帰ります」というドラマを放送中だ。吉高由里子演ずる女性社員が上司や周囲の「圧」にひるむことなく定時宣言して退社する。長時間勤務を強いる「会社の常識」に挑み、何のために働くかを問いかける▼沖縄県庁では職員採用試験に合格しても、内定を辞退する若者が増えているという。県紙報道によれば、新型コロナなどの対応や県議会答弁作成など長時間勤務が要因で、内定辞退率は4年連続20%以上に及ぶ▼かと思えば、子どもたちが学ぶ県内の公立小中学校、特別支援学校で新年度の教員が64人不足しているという。特別支援教室の急増による配置や臨時教員の不足が背景にある。学校現場も定時に帰れない長時間勤務に疲弊しているか▼長時間勤務の「ブラック職場」を減らそうと厚労省が「働き方改革」を主導するが、中央省庁でも国家公務員離れ、若手官僚の離職が進む。悩みは深い▼いずれも地域や子どもたちの未来のために劣化してはならない職場。危機感をもって働き方改革に取り組むべきだ。何より大切にすべきは人そのもの。仕事で消耗させてはならない▼何のために働くか。時に「定時宣言」して、ゆっくりと答えを見つける時間が必要なのかも知れない。たった一人の行動が職場を変える力になるのかも。(慶田盛伸)

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